和歌山県の最低賃金審議会は19日、最低賃金を現行の時給980円から+65円引き上げて1045円とすることを確認したとのことです。本日21日に近年では異例の7回目の専門部会を開き、政府に要望する付帯決議を議論し、和歌山労働局長への答申するようです。
65円の引き上げは、国(厚労省)の審議会が答申した63円よりも2円高く、引き上げ率も過去最大の6.6%となります。また、例年であれば新しい最低賃金は10月から適用されていましたが、今年は11月から適用される見通しです。今回の大幅UPの経緯等は下URLの新聞記事をご覧ください。
和歌山の最低賃金1045円へ 近畿2府4県で最低水準は変わらず | 毎日新聞

和歌山県でも最低賃金が、初めて1000円の時代に突入したことになります。今回の最低賃金大幅UPは、多くの県内事業者にとって大きな影響があるものと予想されます。労働市場では引き続き「人手不足」の状況が続いており、最低賃金以外でも「初任給の上昇」「従業員全体の賃上げ」などにも対応する必要があり、中小の経営者にとっては厳しいビジネス環境が継続するかとも思います。
次回の記事では、今回の最賃アップに伴う国、県等の事業者支援策についてまとめてみます!