先週に令和7年度補正予算案が閣議決定されたことで、来年公募が予定される主要補助金の概要・予算額がほぼ判明しました。そこで本日は、これらの主要補助金の公募スケジュールを予想してみました!
補助金申請においては、以下の理由から公募スケジュールを鑑み計画立てて申請することが肝要です。
*申請に要する作業負荷は補助金によってまちまちですが、事業計画書をはじめ各種提出資料の作成に相当な時間を費やすことが必要。(特に高額の補助金の場合、時間を掛けて綿密な事業計画書を作成する必要があります)
*通常、補助金の採択結果は申請してから2~3か月後に公表されます。その後交付申請・決定という手続きを経て初めて「お金を使う」(補助事業を実施する)ことができます。交付申請・決定の前に補助対象である設備等を発注・購入すると、その費用は補助対象外となります。
是非、以下の公募スケジュール予想を一つの目安として来年の補助金活用の参考にしてください。ただし、この公募スケジュールはあくまでも個人的な予想です。公募締切時期が変更になったり、予算の関係で公募回数が増減する可能性がありますので、この点ご留意ください。

①ものづくり補助金
次回公募の締切は来年1月30日で確定しています。本年は4回の公募がありましたので、来年も3~4回の公募を予想します。しかし、補正予算案に関する経産省資料を見る限り予算額等が不明ですので、公募回数が減る可能性もあるかと思います。
②持続化補助金
本年は2回の公募がありました。来年も同じ時期に2回の公募があると予想します。
③IT導入補助金
本年は5月以降に毎月公募が実施されました。来年も4~5月以降に再来年1月まで毎月公募があると予想します。
④事業承継・引継ぎ補助金
本年は3回の公募がありました。来年も同じ時期に3回の公募があると予想します。
⑤省力化投資補助金
*カタログ注文型の公募は、引き続き「随時申請」(いつでも申請できる)になるかと予想します。
*一般型の公募については本年4回の公募がありました。来年も同じ時期に4回の公募があると予想します。
⑥新事業進出補助金
本年は2回の公募がありました。次回公募(3回目)については事務局HP(公募スケジュール|中小企業新事業進出補助金|中小企業基盤整備機構)に「※第3回公募は、12月中を予定しております」とのアナウンスがあります。12月に公募開始となり、公募締切は3月末ぐらいを予想します。
⑦成長加速化補助金
今週、事務局HP(中小企業成長加速化補助金の2次公募に向けた状況について | 100億企業成長ポータル)に次回公募の状況について以下のアナウンスがありました。次回公募の締切は来年3~4月を予想します。

⑧大規模成長投資補助金
本年は2回の公募がありました。来年も同じ時期に2回の公募があると予想します。
【参考情報】
参考情報として、各主要補助金を経営課題と投資規模でマッピングした下図を貼り付けておきます。(ミラサポPlus掲載資料)
