本ブログでは中小事業者向けの補助金について書くことが多いですが、本日は実際にどれくらいの中小事業者が各種補助金を申請・活用しているか商工中金が調査したレポート（下URL)をご紹介します。（回答数：５２３１社）
中小企業の設備投資における補助金の活用について（2022年7月） (shokochukin.co.jp)
当レポート２ページ目にある調査サマリーにあるとおり、「設備投資実施先を母数とした、補助金利用企業割合は2021年度で31.7％、2022年度で44.3％」となっており、設備投資の際、多くの事業者が補助金を活用していることがわかります。以下、当レポートのポイントのみ簡単に解説します！
１）本年の設備投資の現状（直近５年の中小事業者の設備投資「あり」の比率）
以下、設備投資「あり」と回答した事業者の割合ですが、２０２１年実績ベースでコロナ前を上回って入り、設備投資は回復基調であり、２０２２年は計画ベースで昨年を上回っています。商工中金は「21年度、22年度の設備投資実施比率が極めて高い一因として、補助金効果があることを示唆している」と分析しています。
２）調査結果のポイント～補助金活用の現状～
下のスライド（６ページ）が調査のポイントになるかと思います。 補助金利用の割合ですが、私の予測よりも大分高い数字になってます。（設備投資実施先だけを考慮に入れた数字ですが）ほぼ半数（２２年で４４％）の事業者が補助金を活用しているとはびっくりです！
設備投資の補助金としては、事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金、及び各自治体の補助金等が考えられるかと思います。
当レポートには事業規模別分析（８ページ）、業種別の分析（９ページ）もありますので、ご興味のある方は是非目を通してみてください。
